私が今まで転職を支援してきた候補者の多くは、SIer出身者が多く、野村総研や日本IBM、NTTデータなどの大手企業や
中堅のSIerの方でした。
転職活動を開始する際は、エージェントからのオファーも多く、どこの企業からも引く手数多だったと聞きます。
正直、大手SIer出身者の方であれば、転職先に困ることはまずないでしょう。しかし自分が何をやりたいのか、もしくは今後、どのようなキャリアを積んでいきたいのか、明確に決めておかないと、入社してから後悔します。
下記では、システムエンジニアのキャリアプランについて紹介していますので、参考にしていただければと思います。
システムエンジニアが目指すべきポジション
システムエンジニアが目指すべきポジションには、以下の4つが挙げられます。
- プロジェクトマネージャー（PM）
- ITコンサルタント
- ITアーキテクト
- フルスタックエンジニア
私が候補者に紹介する案件のほとんどが上記のポジションです。
本人のご希望と今後のキャリアプランを考えて、ベストな案件を提案いたします。
プロジェクトマネージャー（PM）として上流工程に携わる
システムエンジニアの上位職種として挙げられるのがプロジェクトマネージャーです。
開発プロジェクトの企画、開発計画、進行などを含むプロジェクト全体の管理をおこないます。
基本情報技術者、PMPやITストラテジストなどといった資格がありますが、資格よりも経験が重視されます。
またプロジェクトマネージャーになって携われるプロジェクトの規模感も重要になってきます。
具体的な定義はありませんが、最近のオープン・Web系システムですと、
プロジェクトの受注額が、
小規模：1000万円以下
中規模：1000万円～1億円
大規模：1億円以上
と上記程度が目安になります。
今後、大手事業会社やコンサルティングファームを目指したい方は大規模案件のプロジェクトに携われる企業に転職することをオススメします。
いくらPM経験があっても、小規模案件を数多くこなしいるだけでは、転職する際に経験されてきた規模のミスマッチで見送りになる可能性があります。
ITコンサルタントとして企業の経営課題を見つけて解決
プロジェクトマネージャーの経験がある方で、次のステップとして考えられるのがITコンサルタントです。
プロジェクトマネージャーとの違いは、解決すべき問題を見極めることの有無です。
企業の問題をシステムで解決するのが、プロジェクトマネージャーで、その問題を見つけ出すのがITコンサルタントです。
もちろん問題を解決することもITコンサルタントには求められます。
現在、IT業界ではプロジェクトマネージャー以上に、ITコンサルタントが不足しています。
そのためITコンサルタントを求めている企業が多く、提示される年収も現職より高く設定されることが多いでしょう。
私が転職を支援した候補者の中には、某大手コンサルティングファームに年収200万円アップで転職した方も多数います。
もちろん業務量が多い分、残業も多く、月70時間を越える場合もあります。
IT業界の中でも平均年収が高く、ITコンサルタント不足は今後も続くため、収入面・将来性・スキルアップの面で魅力ある職種です。
ITアーキテクトを目指す
ITアーキテクトは、ビジネス及びIT上の課題を分析し、ITにおける策定・企画・推進・実行までの一連を担当します。
ITアーキテクトは、デスマーチと呼ばれる、エンジニアの過重労働環境の改善を目的に設けられました。
ITコンサルタントと類似している部分がありますが、アーキテクトという言葉の意味である ”設計” という観点が強く、技術的観点から考えることに重きを置いています。
一方、ITコンサルタントは顧客の課題解決をメインに考えています。
募集している企業には、リクルートテクノロジーズ、NTTデータ、TIS、フューチャーアーキテクトやウルシステムズなどの技術力に強みを持つ企業が挙げられます。
フルスタックエンジニアとしてマルチに活躍
全ての開発を自分1人で手がけられる方を指します。
アプリもインフラも全て分かるフルスタックエンジニアは、どこの会社でも求められています。
エンジニア不足の企業ではフルスタックエンジニアに対して、高い年収を提示する傾向があります。
自分1人で開発を行えるということもあり、最近はフリーランスや起業を目指す方も多いです。
希望に沿った企業をご提案
私がご紹介する求人企業は、中小から大手と様々で、中には聞いたことのない企業もあると思います。
しかし、どの企業も特徴を持った企業で、私が自信を持ってご紹介できるところです。
また、今までに入社実績もあるところが多く、企業とも深い関係性も築いています。
紹介した方が入社後、どのように活躍されているか人事担当者より共有されることあり、多くの方々が紹介先企業で活躍されているのを私も大変嬉しく思っております。
システムエンジニアとして、キャリアアップを希望する方がいらっしゃいましたら、是非、ご連絡ください。
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