多くの方にとって、新卒、中途採用に関わらずコンサルティングファームは非常に人気企業です。実際、外資系のコンサルは特に人気があります。
 会社名のブランド力もあり、またグローバルな仕事が出来そうで一度は働いてみたいと思うのでしょう。
私が転職支援をさせていただく方には、リクルートグループと併願してコンサルティングファームをご紹介することも多いすが、
 たまに、コンサルファームだけを受けてリクルートグループは応募しないという方がいます。
 客観的な立場から見ると得られるスキルは同じなのに、何故併願しないのだろうか?と感じます。
私の経験上、ポストコンサルティングファームのキャリアをお持ちの方でリクルートを選ぶ方を転職先に選ぶ方も非常に多いので、
 コンサルファーム同様にリクルートグループで得られるスキルも大変魅力的です。
これからリクルートグループとコンサルティングファームで得られるスキルをお伝えいたします。
 どちらも同様の質の高いやり甲斐のある仕事ができることがわかると思います。
1.難易度の高い課題解決力
コンサルティングファーム:
 コンサルタントの仕事内容としては多伎にわたります。
 そんな中で最も重要と言っても良いのが課題解決力になります。
 クライアントは高いフィーを払い、プロであるコンサルタントに仕事を依頼します。
 一定期間でクライアントが期待する以上の成果を出す必要があります。
 例えば、業務改善をする場合、現状を把握し、あるべき姿を明確化し、その実現のための施策を考えるといったことを提案し、実現まで伴走します。
また、問題が発生したときに、その事象を捉え、原因を分析し、クライアントに提案するようなことも行います。
リクルートグループ:
 創業以来、リクルートが提供しているサービスの本質は、カスタマーやクライアントの不安、不便といった「不」を解決することです。
 そのために新しい価値を創造し提供しています。
 この「不」を解決するために、高い課題解決力が求められます。
 リクルートのサービスは業界No.1、No.2などが多く、世の中に対しての影響力があります。
 提供するサービスによって生活そのものが変わるような大きな変革を起こすことも可能です。
2.経営者マインドがつく
コンサルティングファーム:
 コンサルティングファームでは経営者と同じような「視座」を持つことが求められます。
例えば、事業戦略を練る場合、「この環境下だとこうやるべきだろう」といった俯瞰的な分析が求められます。
 また、クライアントの競合他社の現状を把握している必要もあります。5年度、10年度を見据えた提案が必要です。
 経営者と同じ視座を持つことも重要ですが、現場と同じ視座を持つことも
 時には重要です。現場のヒアリングをし、現場が抱えている課題を踏まえて
 提案することもコンサルタントとして重要なポイントです。
リクルートグループ:
 リクルートでは年齢に関係なく若い方でも当事者意識を持って周りを巻き込みながら事業を進める必要があります。
 自ら立ち上げサービスの事業責任者になって数十億円規模の予算を持つような立場になることも可能です。
 また、立ち上げたサービスを別会社にし、その会社の経営陣に就く方もいます。
 リクルートは大企業と思っている方が多いですが、大きなアセットを持ったベンチャー企業という社風です。
 この潤沢な資金があるがゆえ、失敗を恐れず新たなチャレンジが可能な会社です。
3.論理的思考能力
コンサルティングファーム:
 コンサルタントは何十年とその業界で働いてきたプロフェッショナルであるクライアントよりも知識面で価値を出すことが難しいです。
 一方、これまでのコンサルタントとしての視点でクライアントにサービスを提供してきたプロのコンサルタントだからこそ提供できる価値があります。
 論理的な視点で、物事の本質を見極め、整理することで大きな業績改善を実現できることがあります。
 また、新規事業の立ち上げ時などには、第三者的な立ち位置だからこそ出来ることがあります。
 同業他社やリーディングカンパニーの事例などを踏まえ、定量的に効果を示すことでクライアントに多くの価値を提供することが可能です。
 このような仕事が出来るのもコンサルティングファームの魅力です。
リクルートグループ:
 リクルートで求められるスキルとして「構造で捉え俯瞰して見る力」があります。
 これがいわゆる論理的思考脳力です。
 物事を論理的に捉え、因果関係を整理する能力です。日常的に会社のカルチャーとしてこの論理的思考能力を高める仕組みがあります。
 常に論理が通っていない話や提案に対しては育成の意味も含めて上司や周りからフィードバックを受ける環境があります。
 また、どんな些細な業務を進める時にも周りに対して論理的に説明し、納得してもらうことが必要になります。
 このように日々、論理的に考えることが求められ、習慣化していきます。
 リクルートの社員と話すと説明能力の高さに驚きます。
このようにリクルートグループとコンサルティングファームは同じようなスキルを身につけることが可能です。
 それぞれメリット、デメリットがありますが、併願して比較されることをお勧めします。
転職をご検討されている方で詳細を知りたい方には、さまざな情報を面談にてお伝えさせていただいておりますので、
 お気軽にお問い合わせください。


 
 



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