‘‘リクナビNEXT『グッドエージェント賞』7期連続受賞‘‘コープラスが提供する転職完全ガイド。本記事は外資系SIerの代表企業IBMの事業内容、年収、評判、職場環境など項目ごとに分け詳しく解説し、実際の社員の声や転職成功のポイントを交え、次のキャリアを目指す方に役立つ情報をお届けします。 【ご相談はこちら】
1.次世代のIT基盤を提供するIBMの「事業内容」
IBMの事業内容を把握することは、同社が展開するコンサルティング、ソフトウェア、クラウド(Red Hat)、インフラストラクチャー、エコシステムといった幅広い分野を理解する上で重要です。これらの事業では、AIやクラウド技術を活用した業務効率化やIT基盤のモダナイズが中心で、AI技術やクラウド設計、業界特有の課題を解決するスキルが求められます。事業内容を知ることで、どの分野で自分のスキルが活かせるか、またどのようなキャリアが築けるかを見極める助けになります。本項目では、IBMの主要な事業とその特徴を簡潔に紹介します。
コンサルティング

(https://www.ibm.com/jp-ja/consultingより引用)
IBMコンサルティングは、AIやハイブリッドクラウドを活用し、企業が直面する複雑な課題を包括的に解決する事業です。

(https://www.ibm.com/jp-ja/case-studies/mizuho-bank-consultingより引用)
例えば、みずほ銀行はIBMと次世代コンタクトセンター基盤を構築しました。顧客データをリアルタイムに分析し、迅速かつ適切な対応を実現。また、AI技術を活用したチャットボットや音声解析を導入し、オペレーターの負担軽減とサービス品質向上を達成しています。この事例は、業務効率化と顧客満足度向上の両立を示すデジタルトランスフォーメーションの好例といえます。こうした事例から、転職者は多彩なプロジェクトに参加しながら、技術力や問題解決能力を高めることが期待できるといえます。
ソフトウェア

(https://www.ibm.com/jp-ja/softwareより引用)
IBMのソフトウェア事業は、ハイブリッドクラウドとAIを基盤に、業務効率化やDXを実現する取り組みを行っています。

(https://www.ibm.com/jp-ja/softwareより引用)
たとえば、OTTO社ではIBMのソリューションを活用して、マルチチャネルでの顧客キャンペーンを効率的に実施できるようになりました。AIやクラウド技術を活用した実践的なソリューション開発を通じて、キャリアを大きく広げる可能性があるでしょう。
Red Hat

(https://www.ibm.com/jp-ja/cloud/redhatより引用)
IBMはRed Hatを通じて、オープンソース技術を活用した柔軟なクラウドソリューションを提供しています。

(https://www.ibm.com/jp-ja/case-studies/mastersより引用)
マスターズ・トーナメントでは、Red Hatの技術を基にファンのデジタル体験を刷新しました。革新的な技術を活用しながら、社会や業界にインパクトを与えるプロジェクトに携わることができるはずです。
インフラストラクチャー

(https://www.ibm.com/jp-ja/infrastructure-modernizationより引用)
インフラストラクチャー事業では、企業のIT基盤をモダナイズし、運用効率や拡張性を高める支援が行われています。

(https://www.ibm.com/jp-ja/case-studies/mt-bank-application-modernizationM&T Bank事例)
(https://www.ibm.com/jp-ja/case-studies/continental-automotiveContinental Automotive事例)
たとえば、M&T BankではIBMZを活用してリアルタイムでのデータ収集を可能にし、Continental Automotive社では自動運転に対応するデータストレージを導入しました。こうしたプロジェクトを経験することで、大規模な基盤構築や先端技術への理解を深められると考えられます。
エコシステム

(https://www.ibm.com/jp-ja/strategic-partnershipsより引用)
IBMはAWSやMicrosoft、Salesforceなどの主要パートナーと連携し、顧客に最適化されたソリューションを提供しています。

(https://www.ibm.com/awsより引用)
たとえば、AWSとの協業では生成AIを活用した信頼性の高いサービスを展開し、Salesforceとの連携では顧客ビジネスのトランスフォーメーションを実現しています。こうしたパートナーシップを通じて、幅広いネットワークを構築し、技術やスキルを高める場として魅力的だといえるでしょう。
2.IBMの「ビジョン」が描く社会を持続可能性とAI活用でより良く機能させる未来
IBMのビジョンを理解することは、同社が目指す方向性や価値観を把握し、自身のキャリアがその理念と一致するかを判断する上で重要です。特に、AIやハイブリッドクラウド、持続可能性への取り組みは、社会や業界に与える影響を重視したIBMならではの特徴です。ビジョンを知ることで、企業文化や働く意義を具体的にイメージでき、自分にとっての適性を見極める助けとなります。

(https://www.ibm.com/jp-ja/impactより引用)
ビジョン(Vision)
「世界をより良く機能させる触媒になる」 IBMのビジョンは、AI、ハイブリッドクラウド、量子コンピューティングなどを活用し、企業や社会の課題を解決することで、持続可能で包括的な未来を築くことです。特に、「テクノロジーによってビジネス成果を高める」という方針を掲げ、革新的なソリューションを通じて企業や地域社会に貢献しています。
ミッション(Mission)
「お客様と社会の成功を支援する」 IBMのミッションは、顧客や社会が持続可能な成長を遂げられるよう、テクノロジーの力で支援することです。このミッションに基づき、以下の重点分野を推進しています。
・ハイブリッドクラウドとAIの推進

(https://www.ibm.com/jp-ja/cloudより引用)
IBMはRed Hat OpenShiftを活用した柔軟なクラウド環境の構築や、生成AI「watsonx」の展開を進めています。これにより、企業の業務効率化やデータ活用を支援し、顧客の成果向上に貢献しています。
・持続可能な社会の実現
IBMは、2030年までに温室効果ガス排出量をネットゼロにする目標を掲げ、サステナビリティ戦略を強化しています。また、データセンターのエネルギー効率を高めるための新技術を導入し、環境負荷を低減しています。
・教育とスキル開発

(https://skillsbuild.org/jaより引用)
IBMは、無料のデジタルスキルトレーニングプログラム「SkillsBuild」を通じて、世界中の人々が新しいキャリアの可能性を広げられるよう支援しています。
バリュー(Value)
IBMは、以下の3つのバリューを基盤として事業を展開しています。
・お客様の成功に全力を尽くす
顧客との信頼関係を大切にし、テクノロジーによる課題解決を通じて顧客企業の成長を支援しています。特に、AIとクラウド技術を駆使して、業務効率化や新規ビジネスモデル構築を実現しています。
・あらゆる関係における信頼と責任

(https://www.ibm.com/jp-ja/topics/ai-ethicsより引用)
テクノロジーの開発・提供において倫理と透明性を重視し、信頼性の高いソリューションを提供することを重要視しています。特に、AIやデータ活用における倫理規範の確立に注力しています。
・イノベーションの力を信じる
「科学と理性の力で課題を解決する」という信念のもと、量子コンピューティングや次世代AIの研究開発を推進しています。特許取得数が30年以上世界トップを維持していることが、その取り組みの成果を示しています。
3.「業績149億ドル」達成のIBMがRed Hat14%増を含むソフトウェア部門で収益拡大
業績を通じてIBMの市場での信頼性や成長性を見極めることは、転職者にとって重要です。同社はソフトウェアやクラウド分野で注目すべき収益を上げており、注力分野や事業構造を把握することで、自分のスキルがどのように活かせるかを具体的に想像できます。この項目では、具体的な業績データをもとに、IBMがどのように市場で成功を収めているかを明らかにします。
総収益
- 149億6,800万ドル(前年同期比1%増、為替影響を除くと2%増)
- 為替の影響を受けたものの、ソフトウェア部門が堅調に成長し、全体の収益増に貢献しました。特にRed Hatやオートメーション分野が牽引役となり、顧客企業のDXニーズに対応することで、新規契約や既存契約の拡大が見られました。

(https://jp.newsroom.ibm.com/2024-10-24-ibm-releases-third-quarter-resultsより引用)
部門別収益
ソフトウェア部門:65億ドル(前年同期比9.7%増)
- Red Hat:14%増 オープンソース技術への需要は高止まりしており、特にクラウドネイティブな開発手法を求める企業が増加しています。Red Hat OpenShiftは、多くの業界でアプリケーションの迅速なデプロイと管理を可能にしており、特にハイブリッドクラウドの導入を推進する企業に採用されています。
- オートメーション:13%増 業務プロセスを自動化するツールの需要が高まり、特に製造業や金融業界で導入が進んでいます。例えば、AIを活用したワークフロー管理システムは、複雑なプロセスを簡略化し、労働力の削減や効率化を実現しています。
- データ&AI:5%増 AIを利用したデータ分析は、顧客行動の予測や業務最適化に不可欠なツールとなりつつあります。特にeコマース分野では、リアルタイムデータの分析により、個別化された顧客体験の提供が可能となっています。

- コンサルティング部門:51億5,000万ドル(前年同期比0.5%減)
- 一部の大規模プロジェクトが予算縮小となり、全体の成長率が鈍化しました。しかし、AIやクラウド関連の小規模プロジェクトが新たに増加しており、特にWatsonを活用した業務効率化の支援が好調です。これにより、長期的には安定した成長基盤が期待されています。
- インフラストラクチャー部門:30億4,000万ドル(前年同期比7%減)
- メインフレームであるIBM Zの販売がサイクル終盤に差し掛かり、新規需要が一時的に減少しました。ただし、既存顧客への保守契約や更新需要は引き続き安定しており、堅実な収益源となっています。次世代メインフレームの投入が予定されているため、中長期的には収益の回復が見込まれています。
利益率の詳細
- 売上総利益率(GAAPベース):56.3%(前年同期比190ベーシスポイント増)
- ソフトウェア部門の収益増加により全体の利益率が押し上げられています。特にRed Hatのオープンソース技術は、運用コストを抑えつつ、高い柔軟性と拡張性を顧客に提供しており、契約の更新率が高い点も利益率改善に寄与しています。
- 営業利益率(非GAAPベース):57.5%(前年同期比210ベーシスポイント増)
- コスト管理の徹底に加え、クラウドソリューションの高利益率構造が維持されているためです。特に、Watsonを活用したデータ分析サービスは、運用効率の高さと顧客満足度の向上を両立しています。
フリーキャッシュフロー
- 累計(年初~第3四半期まで):66億ドル
- ソフトウェア事業とAI関連ビジネスがキャッシュフローの大半を占め、安定した収益基盤を形成。
- 通期見込み:120億ドル以上
- 新規契約の拡大と高利益率事業への注力が、予想達成の原動力と見込まれる。
4.若手から「年収1,000万円」も狙えるIBMの給与体系と昇進の仕組み

【職種別の平均年収】
コンサルタント 878万円 (400万円〜3300万円)
営業 1064万円 (400万円〜3400万円)
エンジニア・SE 838万円 (340万円〜2800万円)
ITスペシャリスト 737万円 (450万円〜1600万円)
マネージャー 1063万円 (600万円〜1700万円)
アーキテクト 1134万円 (750万円〜2100万円)
サービス 1062万円 (755万円〜1600万円)
【年齢別の年収】
25歳 592万円 (424万円〜826万円)
30歳 708万円 (507万円〜989万円)
35歳 846万円 (606万円〜1182万円)
40歳 994万円 (712万円〜1389万円)
45歳 1134万円 (812万円〜1584万円)
50歳 1247万円 (893万円〜1741万円)
55歳 1318万円 (943万円〜1840万円)
給与体系
IBMの給与は、バンド(BAND)と呼ばれる階級制度を基盤に構成されており、職位や役割に応じた給与テーブルが設定されています。この制度により、昇格とともに大幅な昇給が見込まれる仕組みです。
・バンド制度の特徴
入社時はBand5(Associate)からスタートし、2〜3年目でBand6に昇格するのが一般的です。「Band6の給与に不満を感じることはなく、むしろ貰いすぎと感じる」といった声もあるほど、若手の給与水準は十分だと評価されています。最短で4年目にBand7(チームリーダー職)へ昇格する社員もいますが、このタイミングから同期間での差が顕著になり、昇格の難易度が高くなるという意見もあります。
・給与の具体例
Band6の年収は約550万〜700万円、Band7では約750万〜900万円とされています。マネージャー職以上では残業手当が含まれない給与体系となりますが、シニアコンサルタントでは残業手当次第で年収1,000万円に到達することもあります。また、営業職では「ターゲット達成に応じてコンサルタントを超える収入を得ることがある」とされるほど、インセンティブが大きな役割を果たしています。
・昇給とキャリア形成
昇給は年2%程度と控えめですが、バンドが上がることで100万円以上の昇給が見込まれるケースもあります。一方、「一度競合他社に転職して再入社する方が給与が上がりやすい」といった声もあり、再入社組が中堅層で目立つことが指摘されています。
評価制度

IBMの評価制度は、プロジェクト内での成果や業務外活動への貢献を多面的に評価する仕組みです。主な評価基準は、目標の達成度、プロジェクトでのパフォーマンス、組織活動への貢献度などです。
・評価基準
社員は年初に目標を設定し、四半期ごとに成果をレビューします。達成率が具体的に数値化され、年度末の評価に反映されるため、「目標が明確で評価がわかりやすい」といった声が挙がっています。しかし、部門内で評価を協議するプロセスがあるため、「達成率100%以上の評価には人数制限があり、競争が激しい」との指摘もあります。
・昇格プロセス
Band7以上の昇格には審査が必要で、社員はこれまでの実績を資料化し、上司やマネージャーにプレゼンテーションを行います。「昇格試験には多大な準備が必要で、却下されることも多い」という意見からも、昇進のハードルの高さが伺えます。社員自身のアピール力が重要であり、評価されるために積極的な取り組みが求められる仕組みです。
・評価の公平性
プロジェクトが大規模になると、上司が直接的に業務を把握するのが難しく、「上司が詳しくないプロジェクトでは正しい評価が得られにくい」という課題も指摘されています。これを補うため、上司がプロジェクトマネージャーやリーダーからヒアリングを行う場合もありますが、評価の透明性を高める必要性を感じる社員もいます。
・ボーナスとインセンティブ
IBMのボーナスは、個人の成果、部門の業績、会社全体の業績を基に年2回支給されます。特に営業職では、四半期ごとの業績評価に基づいてインセンティブが支給される仕組みが整っています。「ボーナスが業績に直結する仕組みはモチベーションを高める」と評価される一方、「達成率100%以上の評価は人数制限があり、競争が激しい」との声もあります。達成率が高い社員には追加の報酬が支給されるため、成果主義が明確に反映される制度となっています。また、成果が大きく評価される営業職では、インセンティブが給与の大部分を占めるケースもあり、「努力次第で収入を大きく伸ばせる」とする声が多く聞かれます。
5.IBMが提供するスキルとリーダーシップを育む「成長機会」
IBMでは、オンライン学習や多様なプロジェクト経験、グローバルな環境を通じて、技術的スキルだけでなく、ビジネススキルやリーダーシップ、多様な業界知識を身につけることができます。用意された豊富なリソースを活用する自発性や、キャリアパスを明確に描く姿勢が、成長の鍵となります。学び続ける意欲を持ち、自らの目標を積極的に示せる人にとって、IBMは理想的なキャリア形成の場となるでしょう。
オンライン学習プラットフォームの活用
IBMは、社員が自発的に学習できるeラーニング環境を整備しており、AWSやAzure、Google Cloud、Red Hat OpenShiftなど、主要なクラウド技術に関する資格取得を支援しています。これらのリソースを活用することで、最新の技術知識を体系的に習得できます。実際の社員からも「資格試験が無料で受験できる」という声があり、用意された学習環境を活用する意欲が成長の鍵となります。

(https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/013/より引用)
若手社員向けのスキル育成プログラム
IBMでは、特に入社1〜3年目の若手社員の育成に力を入れています。資格試験の受験費用が社内申請を通じて無料になる制度や、業務に直結した研修プログラムが整備されており、スキルアップのためのリソースが豊富です。社員からは「若手向けの育成に大規模な投資をしている」「研修の選択肢が多く、さまざまなことを試せる」といったポジティブな意見が挙がっています。一方で、「研修後のフォローは限定的で、自発的な学びが不可欠」という声もあり、提供されたリソースを積極的に活用する姿勢が求められます。
社内外のコミュニティ活動
IBMは、社員が社内外のコミュニティや勉強会に積極的に参加できる環境を提供しています。最新の技術動向や業界のベストプラクティスを学ぶ機会を通じて、知識の共有やネットワーキングを促進しています。例えば、AWSやマイクロソフトが主催するパートナー向け勉強会への参加は、クラウド技術の深い理解を助けます。社員からは「技術や業界知識を深めるには業務外の学習も必要」との意見があり、学びの姿勢が成長のポイントになります。
多様なプロジェクトへの参画
IBMでは、製造、販売、物流、会計、人事、マーケティングなど、多岐にわたる業界や業務領域のプロジェクトに参加する機会があります。これにより、業界特有の知識や業務プロセスの理解を深めると同時に、幅広いビジネススキルを習得できます。社員からは「無謀なアサインもある一方で、大きな成長につながるチャンスが多い」という声が寄せられています。自身のスキルや目指す方向性を積極的に示すことで、より適したプロジェクトへの配属が期待できます。
グローバルなチームとの協働

(https://www.ibm.com/blogs/smarter-business/business/ibmgarage-global-team/?fwp_tags=managementより引用)
IBMは世界中に拠点を持つ企業であり、多国籍チームでの業務を通じて、異文化理解や国際的な視野を養う機会を提供しています。社員からは「国際的なビジネス環境でコミュニケーション能力やリーダーシップが培われた」という意見がある一方で、「上司やチーム次第で成長機会が異なる」という指摘もあります。英語での業務遂行能力の向上やグローバルな視点の獲得が、キャリアに大きなメリットをもたらします。
6.柔軟な働き方ができるIBMの「職場環境」と昇進を求める社員の現実
オフィス環境

IBMの主要オフィスは交通の便が良い場所にあり、フリーアドレス制(オフィスの中で固定席を持たずに、ノートパソコンなどを活用して自分の好きな席で働くワークスタイルのこと)で働きやすい空間が整備されています。社員からは「カフェテリアが快適でリフレッシュできる」「リモート環境も整っており、集中して働ける」といった声が聞かれます。一方で、「保育園が閉園したことは残念」との意見もありました。
福利厚生
通勤手当 一般的な通勤圏内なら全額支給されますが、バス利用の場合は駅から1.5km以上の距離が必要です。「条件をクリアすれば問題なく支給される」という声がある一方、「条件がやや厳しい」との指摘もあります。
住宅補助 社員から「住宅補助が一切ない点は不満」という意見が多く、特に家賃の高い都市部での負担を感じる人が多いようです。
持株会 グローバル規模の持株会制度が導入され、社員が自社株を保有できるようになりました。「Slackで積極的に議論が行われており、情報共有が活発」という声もあり、参加者が増加しているようです。
RERO Club IBMは福利厚生サービス「RERO Club」と提携しており、映画割引や宿泊補助などの基本的な福利厚生が整っています。「特筆するほどではないが、外資の中では良いレベル」と評価する社員が多いです。

(詳しくはhttps://www.fukuri.jp/top.html参照)
ダイバーシティーとインクルージョン

(https://www.ibm.com/jp-ja/impact/diversity-inclusionより引用)
IBMは、多様性と包括性を重視した職場環境を提供しており、性別や役職を問わず誰もが平等に評価される文化があります。社員からは「男女問わず育休を取りやすい」「育児をしながらでもキャリアを続けやすい」との意見が挙がっています。ただし、「昇進を目指す場合、育児との両立が難しい」という声もあるため、柔軟な働き方とキャリア構築のバランスが求められます。
柔軟な働き方
IBMでは、リモートワークやフレックスタイム制度を取り入れており、「フルリモートで働ける環境が良い」「残業がほとんどなく、自分のペースで働ける」という声が多く聞かれます。プロジェクトによっては稼働時間が長くなることもありますが、「勤務時間外の対応を求められることは少ない」との評価もあります。一方で、プロジェクトやリーダー次第で働き方の快適さが変わる場合もあるようです。
7.IBMが「採用方針」で求める人間性とスキルが必要とされる理由
IBMが求める人物像は、顧客志向や技術力に加え、学習意欲や問題解決能力、多様性を尊重する姿勢など多岐にわたります。これらのスキルや特性を備えた方は、IBMでのキャリアにおいて大きな成果を上げることが期待されます。
顧客志向と人間力

IBMは、単なるITソリューション提供ではなく、顧客と長期的な信頼関係を築き、課題を深く理解して最適な提案ができる人材を求めています。たとえば、クライアント企業がITインフラのコスト削減を目指す際、現状を丁寧に分析し、クラウド環境への移行を提案するなど、的確な解決策を提供できることが重要です。このような能力は、クライアントの成功がIBMの成長にも直結するため、特に重視されます。
技術的専門知識

(https://www.ibm.com/jp-ja/cloudより引用)
IBMの事業の中心はAI、クラウド、データ分析などの先端技術です。これらの分野でのスキルは、クライアントのデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現する基盤となります。たとえば、PythonやJavaを使ったアプリケーション開発の経験、クラウド環境を利用してアプリケーションを展開し、システムの柔軟性を向上させた実績、などがあると高く評価されます。IBMでは、こうした技術力を活かして、顧客企業の競争力を高めるプロジェクトを推進できる人材が求められます。
問題解決能力と創造性

(https://www.ibm.com/case-studies/jp-ja/参考)
IBMのクライアントは、多岐にわたる業界で複雑な課題を抱えています。そのため、状況を的確に分析し、創造的なアプローチで解決策を提案できる能力が求められます。たとえば、製造業の在庫管理の非効率性を改善するプロジェクトで、新しいITシステムを設計・導入し、業務効率を向上させたような実績があれば大きな強みとなります。IBMでは、こうした問題解決スキルが、クライアントの信頼を得る鍵となると考えています。
コミュニケーション能力と協調性

(https://www.ibm.com/jp-ja/impact/be-equal/diversity-inclusionより引用)
IBMのプロジェクトは、グローバルチームや多様な業界のクライアントと協力して進められるため、円滑なコミュニケーション力とチームワークが不可欠です。たとえば、多国籍のプロジェクトチームでリーダーを務め、異なる文化や言語を持つメンバー間の意見を調整し、スムーズなプロジェクト運営を実現した経験は大いに評価されます。また、顧客に技術的な内容を分かりやすく伝え、納得を得るスキルも重要です。
学習意欲と成長志向

(https://www.ibm.com/training/より引用)
テクノロジーが急速に進化する中で、常に新しいスキルや知識を習得する意欲はIBMで活躍するために欠かせません。たとえば、クラウドエンジニア資格を取得したり、最新の技術カンファレンスに参加して業界動向を学ぶなど、学習と自己研鑽を継続している人材は、変化に柔軟に対応できるとみなされます。IBMでは、このような成長志向が企業全体の競争力を高める重要な要素と考えられています。
多様性の尊重と倫理観

(https://www.ibm.com/jp-ja/topics/ai-ethicsより引用)
IBMは、ダイバーシティとインクルージョンを経営戦略の柱に据えており、多様な文化や価値観を理解し尊重できる人材を求めています。たとえば、異文化のメンバーと協力しながらプロジェクトを成功に導いた経験や、AIアルゴリズムの公平性を担保するための基準を策定した実績があると評価されます。また、AIやデータ利用において、透明性と倫理性を重視した行動が求められます。こうした姿勢は、クライアントや社会との信頼構築に直結します。
8.採用までの流れ
オンライン応募
希望する職種を見つけたら、IBMの公式採用ページからオンラインで応募します。
書類選考
提出された応募フォームは、採用担当者や各分野の社員によって確認されます。
オンライン・アセスメント
応募職種によっては、オンラインでの適性検査やスキル評価が行われることがあります。
インタビュー
電話、ビデオ、または対面での面接が実施されます。 複数回行われる場合もあり、職務に関連する行動や状況設定型の質問が含まれます。
選考結果の通知
最終インタビュー後、選考結果が通知されます。 採用の場合、オファー内容や入社手続きについての案内が提供されます。
※なお、世界中の多くの国や地域で採用を行っているため、プロセスは国や地域ごとに異なる場合があります。
まとめ
IBMは、幅広い事業内容とグローバルな影響力を持つIT企業です。成長性の高いソフトウェアやクラウド分野を背景に、多様性を重視した採用方針や、若手でも年収1,000万円を目指せる評価制度が特徴です。研修制度や多様なプロジェクト経験を通じて、技術力とリーダーシップを磨ける環境も整備されています。一方で、昇進や給与体系には努力が求められるため、転職時には自身のキャリア目標との適合性を見極めることが大切です。
コープラスでは、SIerをはじめ、IT・コンサル企業への転職支援に特化したサービスを提供しています。専門性の高いキャリアを正しく評価し、転職者の可能性を最大化する提案が強みです。また、ビズリーチ「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2022」でIT部門MVPを受賞するなど、豊富な実績も備えています。SIerやIT・コンサル業界で新たなキャリアを目指す方は、業界知識に精通したコープラスにぜひ一度ご相談ください。 【ご相談はこちら】
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